中国民用航空局の最新データによると、先ほど終わった2025年春節連休中の全国の民間航空旅客輸送量は1824万人で、1日平均228万人となった。うち2月3日は過去最大の248万人。2024年の「閑散期も閑散とせず、繁忙期はより繁忙」という発展の流れを維持した。
中国民用航空局の宋志勇局長は先ほど開かれた2025年全国民間航空活動会議にて、「24年の民間航空全業界の赤字は前年比で206億元減り、全体的に黒字化を実現した」と述べた。
広東省交通運輸協会シンクタンクの専門家である韓濤氏は黒字化について、次のように分析した。(1)民間航空による移動の需要が力強く回復。2024年の民間航空旅客輸送量は過去最大の7億3000万人で、市場の需要の回復が予想を大きく上回り、業界の黒字化に向け確かな基礎を固めた。(2)業界の運航効率が顕著に向上。24年の航空機1日平均利用率は8.9時間で、前年比0.8時間増となった。航空機の利用効率の向上は、同じ時間内により多くの輸送任務を終え、収入を得られることを意味する。(3)国際便が大幅に回復。24年の国際便は毎週6400便に増加し、コロナ前の84%まで回復した。「一帯一路」共同建設国から19港が追加。中国から中央アジア方面の旅客輸送量は152.4%増、西アジア方面は49.5%増、欧州方面は25.7%増で、19年の水準を上回った。国際線及び便の追加は、民間航空業に新たな収益源をもたらした。
24年の民間航空業の輸送量は前年比25%増の1485億2000万トンキロで、国内の民間航空輸送市場は力強い流れを保った。
また民間航空業は重点プロジェクトの建設を加速し、デジタル・スマート・グリーン化モデル転換を促し、科学教育人材活動を進めることで、現代航空産業体系を構築している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月7日
|
|
![]() |