中国国家統計局の9日の発表によると、春節の影響を受け、中国の1月の消費者物価指数(CPI)の伸び率が上がった。前年同月比では前月の0.1%から0.5%に上がり、前月比では前月の横ばいから0.7%に上がった。食品及びエネルギー価格を差し引いたコアCPIは4カ月連続で上昇。1月は前年同月比0.6%上昇、前月比0.5%上昇で、伸び率がいずれも前月より上がった。
国家統計局都市司の董莉娟主任統計士は、「サービス及び食品価格は春節の月を跨ぐ影響で伸び率が高かった。これにガソリン価格の上昇が加わり、1月のCPIの前年同月比の伸び率が上がった」と述べた。
サービス及び食品価格の上昇はまた、CPIが前月比横ばいから上昇に転じた主因だ。1月のサービス価格は0.9%上昇で、伸び率が前月を0.8ポイント上回った。食品価格は1.3%上昇。
中国民生銀行の温彬チーフエコノミストは、「連休効果のけん引を受け、中国住民の観光の熱意が高まり、消費に意欲的になった。これは観光、文化・娯楽、飲食などのサービス消費の拡大を促し、サービス価格の上昇をけん引した。これに先ほどの政策による需要全体への刺激が加わり、コアCPIの持続的な改善を共にけん引した」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月10日
![]() |
![]() |
![]() |