オンラインプラットフォーム「猫眼専業版」の17日のデータによると、「哪吒之魔童閙海（哪吒2）」の興行収入が17日で120億元を突破し、世界トップ10に入った。

中国の映画関係者と10年以上の協力の経験を持つ、ハリウッド映画プロデューサーのロバート・キング氏は、「『哪吒2』は大作レベルのアニメで、多くの観客を集めた。映画館には若者が非常に多い。これは中国映画が近年、ストーリーテリングの面で長期的な進歩を達成したことを示すものだ」と述べた。

「哪吒2」は特殊効果の製作で質の飛躍を達成。全編で1900以上の特殊効果シーンがある。精密な技術によりキャラクターの感情の変化を示し、アニメ製作の新たな技術の基準を打ち立てた。

新たに開発された「霊紋毛髪システム」により、髪の毛のすべてが物語の道具になる。哪吒が暴走すると、髪の毛根から赤色と金色のひびが入る。この「エネルギー伝達」効果は、リアルタイムで27層の材質の重ね合わせを計算する必要がある。

四川省伝媒学院デジタルメディア・クリエイティブデザイン学院の黄丹紅氏によると、本作は流体シミュレーションと粒子特殊効果が特に優れている。チームは独自に「乾坤流体エンジン」を研究開発し、初めて海水の体積と動きの全粒子化シミュレーションを実現した。

本作の餃子監督は、「海水にも感情があることを観客に感じてもらう必要があった。哪吒が怒ると、波が鋸歯状になる。敖丙が悲しむと、水が凝結し氷晶雨になる」と述べた。

工業化製作と技術のブレイクスルー及びイノベーションにより、古の物語がデジタル化の表現方法を借り、より輝かしい光を放つ。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年2月18日