国家統計局のデータによると、中国の新エネ車産業は世界一をしっかりキープしている。昨年の生産台数は前年比38.7%増の1316万8000台。力強い成長の裏には、安定的で整った、効率的に連動する産業チェーンがある。
上汽乗用車と美団はこのほど、戦略的協力協定に署名した。情報によると、今回の協力は試乗、自動車購入、自動車アフターマーケットの各部分を含む。上汽乗用車の600店以上のディーラーがすべて美団プラットフォームに入り、オンラインで製品情報及び優遇イベントをPRし、消費者にオンライン化されたメンテナンス、検査、塗装などのサービスを提供する。
自動車メーカーとその他の分野の企業による深い協力はすでに、中国新エネ車産業の発展の趨勢になっている。中国自動車戦略・政策研究センター新エネ車研究部の朱一方部長は、「新エネ車市場の成長は、自動車製造のモデル転換と発展をけん引した。これはさらにエネルギー、交通、電子、通信、AI、ビッグデータなどの多くの産業と深く融合し、関連産業が共に前進するようけん引する」と述べた。
ディスプレイ分野で、極米科技の全額出資子会社の宜賓極米は、中国自動車メーカーの車内プロジェクター指定開発サプライヤーとなり、スマートキャビンディスプレイ製品を供給している。材料分野で、理想汽車と中国航天科工三院空天材料院は北京市で「先進断熱材共同実験室」を設立し、動力電池の熱安全性の向上を共に促し、新エネ車産業の安全な発展を促進している。
大規模言語モデル分野で、文心一言、訊飛星火、通義千問などのAIモデルが続々と自動車メーカーと協力し、新エネ車とAIなどの新技術の融合を持続的に深めている。エネルギー分野で、多くのバッテリー充電・交換企業が電力、太陽光発電、自動車、バッテリー関連の企業と協力し、「太陽光発電・エネルギー貯蔵・充電」を一体化させたエネルギー補給システムを開発した。
新エネ車産業のけん引を受け、自動車部品産業のモデル転換も加速している。多くの伝統的な自動車部品メーカーが新エネ車産業に転戦している。
同時に近年、中国ブランド新エネ車は国内市場で売れ行きが好調なだけでなく、海外市場にも大量進出している。関連部品メーカー及び製品もこれに伴い海外に輸出されている。特に中国動力電池メーカーの海外発展のペースが大幅に上がり、中国新エネ車部品メーカーのグローバル化水準が徐々に上がっている。松原股份、卡倍億、派生科技などの多くの中国自動車部品メーカーは2024年に、海外工場の投資・建設を発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月19日
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