貿易紛争はより危険な「資本戦争」に変わる恐れがあると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは指摘した。「環球時報」が伝えた。
ドルの安全な「リスク回避先」としての地位が下がっている。マッコーリー金融市場エコノミストのウィズマン氏は、「今回の米国の関税政策の激変はドルのリスク回避資産としての地位を脅かし、さらに事実上の国際通貨としてのドルの地位を弱める可能性がある」と述べた。
「日経中文網」は、国際金融市場におけるドル投げ売りのプレッシャーが拡大し、欧州を含む米国の同盟国にも「脱米ドル」の動きが見られ、構造的なドル安に転じているようだとの見方を示した。同盟国以外にも、「脱米ドル」の動きは早くから一部の国で始まっていたという。
ブルームバーグの報道によると、ドイツ銀行中国マクロ・グローバル新興市場セールス責任者のリリアン・タオ氏は、「欧州の優良債券、日本国債、金は、投資家の米国債の代替候補になるだろう。市場の変動が激化する中、ドイツ国債やスペインもしくはイタリアなどの注目してこなかった市場に注目し始める中国の顧客が増えている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月23日
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