中国は今年に入りAIの基礎研究を持続的に強化し、応用重視の姿勢を示している。新技術が持続的に、具体的な応用シーンに深く浸透している。中国は基礎レベル、アーキテクチャレベル、モデルレベル、応用レベルの整ったAI産業体制を形成済みだ。

中国が独自に研究開発した新世代スマートデジタル制御システムがこのほど正式に発表された。これは世界初のAI半導体とAIモデルを集めたデジタル制御システムで、工作機械の操作の精度を既存のミクロン級からさらに30％上げ、加工効率も5−10％上げる。中国の工作機械の、産業チェーンミドル・ハイエンドへの邁進の加速をけん引する。

生産側だけでなく、AIはサービスシーンへの浸透も加速中だ。浙江省の病院では現在、パノラマスマート病院が建設中で、先ほど新たに難病患者追跡システムをリリースしたばかりだ。AIモデルにより毎日3万件以上の検査報告の中から自動的に高リスク患者を解析・選択する。現在まですでに1万8000例以上を正確に識別。

最新データによると、中国の2025年4月9日現在のAI特許出願件数は157万6379件で、全世界の38.58％を占め世界一位となっている。中国は現在まで400社超のAI分野国家級専精特新（専門化・精密化・特徴化・新規性）「小巨人」企業を育成し、世界のAI産業規模の10分の1を占め、整ったAI産業体制を形成している。

中国は今年さらに600億元規模の国家AI基金を設立した。各地のAI科学技術イノベーション、産業発展、応用へのエンパワーメントの推進を加速する。また、AI監督管理体制及びメカニズムを改善した。現在まで40件以上の業界重要標準と10件以上の国際標準を制定し、産業エコシステムの持続的な最適化を促している。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年4月28日