国務院新聞弁公室は28日の会見で、雇用及び経済安定による質の高い発展の促進に関する若干の措置を重点的に紹介した。

中国の貿易発展が直面するリスクと課題は今年に入り、大幅に増えている。若干の措置は貿易発展の安定について、産業ごと及び企業ごとの対策により支援を強化し、輸出企業のリスク回避を支援するなどとした。

商務部の盛秋平副部長は国内外貿易一体化改革の加速について、資金支援を強化し、「3増3減」を促すと説明した。「3増」は政府による財政資金の投入の増加、金融機関による信用貸付支援の増加、保険機関による国内貿易保険の支援の増加だ。「3減」は経営難の企業の店鋪・オフィス賃料、展示会の出展費用、通信料の減免で、貿易会社の国内販売コストを削減する。

また盛氏によると、自動車、家電、3C製品、インテリアなどの貿易会社を消費財買い替えの支援対象に収めるよう積極的に働きかけるとした。軽工業、アパレル、食品などの重点業界で生産・販売マッチング、ブランドマッチング、ルートマッチングを進め、地方、協会、ECプラットフォーム、大型スーパーが参加する貿易優良品中華ツアーキャンペーンを実施するという。

盛氏は貿易の金融サポートについて、「関連部門と共に輸出信用保険の引受規模と適用範囲をさらに拡大し、貿易会社がより自信を持って受注できるようにする」と述べた。中国人民銀行の鄒瀾副総裁は、「貿易への依存度が高く、一時的に経営難に陥っているが製品に競争力がある中小企業への融資を続け、合理的な資金調達の需要を満たすよう金融機関に指導する」と述べた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年4月29日