今年は「第14次五カ年計画(2021―2025年)」を締めくくる年であり、各重点プロジェクトが着実に推進中だ。
瀋白(瀋陽―白頭山)高速鉄道が1日、総合調整・運行試験を開始した。これは瀋白高速鉄道が開通・運行開始のカウントダウンを迎えたことを示している。瀋白高速鉄道の全長は約430キロ、設計時速は350キロ。年内の開通・運行開始後、両エリア間の鉄道移動時間は現在の3時間26分から1時間半に短縮される。
安徽省では、合池高速鉄道の重要プロジェクトである池州長江鉄道道路併用大橋が大きな進展を遂げた。4号メインタワーは現在、1日約1メートルのペースで「背」を伸ばしている。同大橋の長江を跨ぐメインブリッジの長さは1768メートルで、2027年に開通条件を備える予定だ。
広東省では、全国最大の単体鉄道物流ハブである「深セン平湖南総合物流ハブプロジェクト」の第2期工事の鉄骨構造がこのほど完成し、室内機械・電子設備設置段階に入り、年内の竣工に向けて基礎を築いた。「第14次五カ年計画」の第1陣の国家物流ハブ重点プロジェクトの一つである同プロジェクトは竣工後、単体としてはアジア最大規模の「道路・鉄道・海洋」複合一貫輸送センターとなる。
水利プロジェクトの面では、山東省臨沂市蒙河双堠ダムの工事が急ピッチで進められている。
国が計画している淮河流域の重点水利プロジェクトである蒙河双堠ダムの総容量は約1億3800万立方メートル。建設工事進捗率は現在50%以上。2026年末のプロジェクト竣工後、臨沂の洪水対策の圧力を効果的に緩和すると同時に、3万ムーの農地に近場の灌漑用水源を提供する。
陝西省延安市では、王瑶ダム拡張工事の堆積土砂除去作業が急ピッチで進められている。現場では毎日1万5000立方メートルの浚渫が可能だ。作業完了後、同ダムの安全性が向上する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年6月3日
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