習近平国家主席が「シルクロード経済帯」の共同建設の構想を初めて提唱したのは、2013年にカザフスタンを訪問した際でした。そして今や、「一帯一路」イニシアチブは最も人気のある国際公共財の一つになりました。中国外交部の郭嘉昆報道官は、第2回中国・中央アジア首脳会議の開催を控えた16日の定例記者会見で、「中央アジア地域は『一帯一路』イニシアチブが初めて提唱された場所であり、質の高い『一帯一路』の共同建設における先行エリアでもある」と表明しました。
郭報道官は、「中国と中央アジア五カ国は『一帯一路』共同建設の協力文書を締結しており、発展を促し、国民生活に恩恵をもたらすことを象徴する一連のプロジェクトを実施してきた。2024年に中国と中央アジア諸国の貿易総額は6741億5000万元(約13兆5000億円)に達し、2013年に比べて116%増だった」と紹介し、さらに「デジタル経済、グリーン転換などの実務的な協力が進められ、中国とカザフスタン、ウズベキスタンはビザの相互免除を実現し、人と文化の交流や国民同士の心の通じ合いに拍車がかけられる。質の高い『一帯一路』の共同建設は日増しに中国と中央アジア協力の重点的な方向になっている」と説明しました。
郭報道官はまた、「各国首脳は第2回中国・中央アジア首脳会議で未来の協力の新たな青写真を共に描き、『一帯一路』共同建設のより広い舞台を創出し、より緊密化された中国・中央アジア運命共同体の構築を推進していく」と期待を寄せました。(Lin、鈴木)
「中国国際放送局日本語版」2025年6月16日
|
|
![]() |