6月以降、北半球の各国が猛暑に見舞われている。各国の気象・保健当局は国民に熱中症対策を呼びかけている。新華社の取材に応じた各国の専門家は、「温暖化の加速に伴い、熱波などの異常気象は更に頻発化・深刻化する」と指摘。高温シーズンの早期化や複数地域での猛暑同時発生が常態化していることを踏まえ、「各国政府は熱中症警報の強化による対応だけでなく、長期的視点で温室効果ガス排出削減を推進し、温暖化を抑制すべきだ」と提言した。
中国気象局が27日に発表した『中国気候変動青書(2025)』は、地球温暖化傾向が続いていることを示すデータを掲載。2024年の世界地表平均気温は、1850年に気象観測記録が開始されて以来の最高値を記録した。専門家によれば、これは「温室効果ガス排出を主因とする人為的地球温暖化」と「エルニーニョ現象などの気候システム自然変動」が複合的に作用した結果だという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年6月30日
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