このほど、2025年第2四半期の「陸股通」(香港証券取引所経由のA株市場上場株の取引制度)による株式保有状況が明らかになった。
東方財富Choiceのデータによると、2025年6月30日時点で、陸股通を通じて香港証券取引所からA株市場に流入する「北向資金」によるA株市場上場株の時価総額は2兆2900億元に達し、第1四半期末より2%超増加した。保有株数は合計1235億株を超え、第1四半期末より3%以上増加。
上半期全体を見ると、「北向資金」のA株市場上場株保有時価総額は2024年末より800億元以上増加した。
南開大学の田利輝教授(金融学)は「証券日報」に対し、「北向資金」の保有A株時価総額の増加は、株価の回復、政策支援効果、経済の強靭性という3つの要因が重なったためと説明。現在、A株のテクノロジーセクターなどの株価は世界的な低水準にあり、AHプレミアム率(A株とH株の価格差)の持続的縮小も相まって、外資にとってコストパフォーマンスが向上していると指摘。さらに、上海、深セン証券取引所と香港証券取引所間取引制度の最適化や新たな質の生産力関連産業の支援政策の実施が、外資によるA株投資への自信を強めていると述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年7月11日
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