工業・情報化部などの中国政府7部門はこのほど、「ブレイン・マシン・インターフェース（BMI）産業の革新的発展の推進に関する実施意見」を共同で通達した。「意見」の主な内容は次の通り。

2027年までに、中国のBMI基幹技術がブレイクスルーを達成し、先進的な技術体系、産業体系、標準体系を初歩的に確立する。電極、チップ、完成品の性能が世界先進レベルに達し、BMI製品の工業製造、医療健康、生活消費などの分野での応用が加速する。産業規模が絶えず拡大し、2～3の産業発展集積区を構築し、新たなシーン・モデル・業態を開拓する。

BMIは、脳と機械の間に情報経路を確立し、生物学的知能と機械知能の協調的相互作用を実現するもので、生命科学と情報科学が融合発展する最先端技術だ。現在はBMIの革新的成果が持続的に現れ、産業の拡大が加速し、驚異的なブレイクスルーが生み出される段階にあり、科学技術革新と産業革新が深く融合した重要な分野となっている。

発展目標を達成するため、「意見」は基礎ソフトウェア・ハードウェアの難関攻略の強化、高性能製品の創出、技術成果の応用推進、革新主体の拡大、産業支援能力の向上という5つの重点任務と、コアソフトウェア・ハードウェア基盤強化プロジェクト、完成品精緻化プロジェクト、応用拡大プロジェクトという3つの重点プロジェクトを手配し、17の具体的措置を打ち出した。

「意見」ではまた、2030年までにBMI産業の革新能力が著しく向上し、安全で信頼性の高い産業体系を形成し、グローバルな影響力を持つリーディング企業2～3社と多数の専精特新（専門化・精密化・特徴化・新規制）中小企業を育成し、国際競争力を持つ産業エコシステムを構築することが提起されている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年8月15日