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「西炭東送」の大動脈、大秦鉄道の貨物輸送量が90億トンを突破

中国網日本語版  |  2025-08-26

「西炭東送」の大動脈、大秦鉄道の貨物輸送量が90億トンを突破。

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発信時間:2025-08-26 14:55:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

山西省大同市にある湖東駅で21日午前、石炭を満載した2万トン級の重荷列車が出発した。これにて大秦鉄道の貨物輸送量は累計で90億トンの大台に乗った。

大秦鉄道は西は山西省大同市から、東は河北省秦皇島市までを結ぶ。中国で初めて建設された重載鉄道であり、全国で貨物輸送量が最も多い単一鉄道でもある。開通・運営開始から30年以上が経過したが、大秦鉄道は一貫して「西炭東送」(西部地域の石炭を東部地域に輸送)の「大動脈」としての重要な任務を担い、毎秒12トン超という完成量で「光と熱」を輸送し、中国経済とともに成長してきた。

大秦鉄道は発展のニーズによって生まれ、国家の発展に伴い前進している。大秦鉄道建設に参加した茶塢作業区間の元党委書記の高徳福氏は、「大秦線建設の前は、沿海地域の急速な発展に伴うエネルギーへの需要がある一方で、エネルギー拠点では石炭を運び出せないという無念さがあった。大秦線ができたことで、中国経済の『血液』がよりよく流れるようになり、エネルギーのボトルネック解消の条件が整った」と話した。

大秦鉄道は全長653キロ。全線開通した1992年当時の年間貨物輸送量はわずか4259万9千トンだった。現在、大秦鉄道の年間貨物輸送量は4億トン前後で安定し、年間4億5千万トンの常態化輸送能力を備え、国家のエネルギー安全保障、経済・社会発展へのサポート、民生の「温度」確保に力強い支えを提供している。試算によると、大秦鉄道が累計で輸送した90億トンの石炭による発電量は、20億人以上が10年間で消費する生活用電力を賄うことができる。

国鉄太原局貨物部貨物管理課の高級エンジニアである閻建峰氏は、「私たちはエネルギー安全保障を確保すると同時に、自分たちの方法で緑の山と青い水も守っている。ガソリン車による90億トンの輸送量と比べ、約9900万トンの標準石炭に相当するエネルギー消費を節約し、二酸化炭素(CO2)排出量を2億4000万トン削減できる。大秦鉄道の環境保護への貢献も同様に記憶に値する」と話した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年8月26日

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