商務部の凌激副部長は27日、中国と上海協力機構（SCO）加盟国の24年の貿易額は約5124億米ドルで、前年比2.7％増となったと述べた。

凌氏は商務部が同日開催したSCO経済貿易協力専門ブリーフィングで、中国は昨年その他の加盟国から原油、天然ガス、石炭を約900億ドル分輸入し、農産物を136億6千万ドル分輸入したと紹介した。同時に、中国はその他の加盟国に機械・電子製品を2100億ドル輸出した。

商務部協力司の張力司長は、「中国とSCO加盟国の投資と産業協力は近年、着実に発展している。中国企業がその他の加盟国に設立した企業は3千社以上で、年間雇用創出数は20万人分以上」と述べた。

商務部世界貿易司の韓勇司長は、「中国はSCO議長国に就任して以来、SCO加盟国と連携して世界的な貿易変動への対応、多角的貿易体制の支持について力強く発言してきた」と表明した。「中国はSCO加盟国との意思疎通と協力を強化し、真の多国間主義を積極的に実践し、WTO改革を正しい方向に推進し、多角的貿易体制の権威と有効性を共に維持する」

商務部電子商取引司の侯斌副司長は、電子商取引（EC）分野の協力推進に関して、「シルクロードECで世界に恩恵」という優れたブランドを活用し、「SCOクラウド商品」テーマプロモーション活動を持続的に開催すると表明した。同時に、ECの生産・供給チェーン協力を引き続き推進し、ECプラットフォームがSCO加盟国でより多くの直接調達・直接供給拠点を構築するよう指導し、EC分野の制度的開放を積極的に推進し、SCO加盟国とのEC分野におけるルールと基準の互換性の実現を促すという。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年8月28日