マレーシアのサイト「TechWire Asia」は、「寒武紀がNVIDIAに冷や汗をかかせた」と評価した。中国AI半導体設計大手の寒武紀科技の株価は28日に15.73%と大幅上昇し、終値は1587.91元/株に達した。長年中国A株の「株王」だった貴州茅台(終値1446.1元/株)を抜き、初めてA株首位の座についた。この上昇を受け、「中国半導体メーカーにNVIDIAに対抗する実力がついたのか」が国内外で注目の話題となった。
ブルームバーグは、寒武紀の好業績は「AI研究開発の加速に伴い、小規模新興企業からアリババのような大企業まで、NVIDIA製品ではなく国産半導体を採用する中国企業が増えている」ことを示すと指摘。地政学的緊張とサプライチェーン混乱の背景において、国産半導体メーカーの意欲が高まっている。
英紙「フィナンシャル・タイムズ」は、「先行したDeepSeekによる少量の中国国産半導体テストは、中国製半導体を用いたモデルトレーニングが完全に可能なことを証明した」と分析。国産半導体がDeepSeekの基準に適合し性能向上が続く中、中国AIハード・ソフト企業の連携強化により、中国がNVIDIAの世界的優位性に挑戦する可能性があると結論づけた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年8月29日
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