【新華社南寧9月21日】中国重慶市から広西チワン族自治区を経てシンガポールに至る輸送ルートの地上輸送を担う国際貨物列車「渝桂新」班列は、2017年4月28日に同自治区の欽州港東駅から重慶への試験列車が運行し、中国西部と東南アジアを結ぶ「西部陸海新ルート」の陸海複合一貫輸送の幕が開けた。自治区の北部湾港はこの8年、ゲートウエーとしてのハブ機能を急速に向上させ、陸海複合一貫輸送は西部陸海新ルートが果たす重要な役割を支えている。
16日、欽州港を出港する貨物船。(ドローンから、南寧=新華社記者/張愛林)
自治区の鉄道を管理、運営する中国鉄路南寧局集団によると、2017年に3382TEU(20フィートコンテナ換算)だった新ルート陸海複合一貫輸送列車のコンテナ輸送量は、24年に96万TEUと8年間で284倍になった。輸送品目も当初の陶磁器や板材など50種類以上から今年は8月末時点で食糧や自動車部品、コンピュータ部品など1316種類に拡大。国内18省(自治区・直轄市)の75都市、163駅と世界127カ国・地域の577港を結んでいる。
「新華網日本語版」2025年9月22日
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