デロイト・トーマツと中国チェーンストア経営協会が24日に共同発表した「2025中国ネット小売トップ100報告書」によると、今回のトップ100のネット売上高は合計2兆1700億元を超え、前年比13.6%増となった。トップ100入りの売上高基準が10億元級に上がったほか、1千億元級、100億元級、10億元級の企業数も増加した。
2024年の中国ネット小売総額は15兆5千億元となり、12年連続で世界最大のネット小売市場を維持。ECプラットフォーム、実店舗小売、消費財ブランドが連携し、市場の持続的な拡大と高度化を促進している。
報告書によると、2025年の中国ネット小売トップ100では京東(JD.com)、美的(Midea)、阿里巴巴(Alibaba)、唯品会(Vipshop)が売上高1千億元突破でトップ4を占め、強いけん引力を示した。20社が売上高「100億元陣営」入り、市場の担い手となっている。
報告書はまた、中国で人口が最も密集する「下沈市場(3級以下の都市、県・鎮、農村地区の市場)」では、ネット小売の浸透率に向上の大きな余地があり、農村・県域の物流インフラ整備やインターネット普及率の上昇に伴い、今後も新たな需要が見込まれると指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年9月25日
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