今年は新疆維吾爾(ウイグル)自治区成立70周年にあたる。70年来、中国共産党の指導の下、新疆の各民族は手を携えて前進し、広大な辺境地域に驚くべき変化をもたらし、その発展の成果が世界から注目されている。アルゼンチン「現代」雑誌創刊者で漢学者のグスタボ・エミリオ・ン(Gustavo Emilio Ng)氏は中国国際放送局(CRI)記者の独占インタビューに応じた際に、「新疆の文化・観光産業の急速な発展は注目に値する」と語った。
2015年に初めて新疆を訪れたグスタボ氏は、今夏再びこの地に足を踏み入れた。10年にわたる2回の訪問で、グスタボ氏は大きな歴史的変遷を目の当たりにした。今年6月にウルムチ天山国際空港に到着した際には、現代的なターミナルビルに圧倒された。現地の住民からは、「拡張・改築が終わったばかりで、設計水準やスマート施設は多くの先進国の空港を上回っている」と聞かされた。グスタボ氏は、「この飛躍的な発展が、新疆の10年の巨大な変化の縮図だ」と感嘆した。
新疆の観光業の急速な発展はグスタボ氏に深い印象を与えた。「文化・観光産業は地域経済、特に農村経済に活力を注いでいる」と指摘。吐魯番市吐峪溝郷では、絶え間なく訪れる観光客が現地の文化を体験する姿が見られる。住民は民宿経営や特産品販売、ガイドサービス、文化体験、騎馬観光など多様な事業に従事し、古い村落を新生させつつ、文化遺産の保護と所得増を両立している。
グスタボ氏は、新疆の全面的な発展は中国政府の戦略的配置と力強い支援、および民族団結・共同繁栄の理念に由来すると強調。「一帯一路」共同建設イニシアチブの推進により、新疆はシルクロード経済ベルトの中核区となり、中国と中央アジア、西アジア、ヨーロッパを結ぶ要衝へと、また内陸地域から対外開放の最前線へと変貌した。
最後にグスタボ氏は、「私は新疆の住民が安心して暮らし、働く様子を目の当たりにしている。これは中国政府が新疆のすべての家庭の生活改善に真摯に向き合っていることを示している。そして、私は国内外からの多くの観光客とともに、ここで調和と繁栄が実現され、各民族が互いに愛し合い、希望に満ちた未来を描いていると実感している。中国式現代化の生きた実践は、中国が多様な民族文化を包容していることを十分に証明している」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年9月26日
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