第8回中国国際輸入博覧会(輸入博)が10日、閉幕した。今回の輸入博企業展の面積は36万7千メートルを超え、138の国・地域から4108社が企業展に出展。企業展の展示面積と出展企業数で共に過去最高を記録し、中国の超大規模市場の強い「磁力」を十分に示した。
超大規模市場が生み出す豊富な応用シーンと規模のメリットは、世界的なイノベーション事業者をここに集め、産業融合と価値創出を実現している。人工知能(AI)、グリーン・低炭素、バイオ製造など、中国による新たな生産力育成の加速は、世界に新たな発展チャンスをもたらしている。
出展2年目の「リピーター」であるルルレモンは、カラフルな配色と子どもにも親しみやすい二層滑り台の空間構成で、今年の消費財展示エリアのホットスポットとなった。
ルルレモン中国区総経理の黄山燕氏は、「当社はここで単なる売上増ではなく、中国市场と共に成長することを目指している」と語った。
医療展示エリアで8回連続出展の直観復星(IntuitiveFosun)のCEOである劉釜均氏は、「当社は中国が将来的に米国を超え、世界最大の手術ロボット応用市場になると確信している」と語った。
ペルノ・リカールのグローバルマーケティング担当執行副社長のジル・ボアールト氏は、「中国市場の将来に強い自信を持っており、ここで長期投資を続けていく。ここの消費に大きな潜在力があるからだ」と述べた。
シュナイダーエレクトリックの執行副社長兼中国・東アジア区総裁の尹正氏は、「市場規模と豊富な応用シーン、優秀な人材という強みがあるため、当社はイノベーションを軸に中国での研究開発投資を拡大している」と述べた。
世界初の輸入をテーマとする国家級博覧会である輸入博は、中国の高水準の対外開放を近距離で観察する「大舞台」でもある。世紀のパンデミックを乗り越え、世界経済の困難な回復を経て、そして地政学的リスクによる影響が拡大する中、第8回輸入博は中国の開放の扉が閉じるばかりか、ますます大きく開くことを証明している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年11月11日
|
|
![]() |