中国ではこのところ、複数のプロジェクトが相次いで重大な進展を遂げている。
■世界初の30MW級純水素ガスタービンが稼働
12月28日、中国が独自開発した世界初の30メガワット(MW)級純水素ガスタービンが発電を開始し、安定した運営状況が続いている。これにより、世界初の30MW級「電気-水素-電気(電力で水素を生産し、その水素で発電するモデル)」実証モデルプロジェクトにおいて、構想を実現化することに成功した。
■中国初の100万トン級ニアゼロカーボン鉄鋼製造ラインが全線開通
中国宝武鋼鉄集団はこのほど、中国初となる二酸化炭素(CO2)排出量がゼロに近いニアゼロカーボンの100万トン級鉄鋼製造ラインが、広東省湛江市で全線開通したと発表した。これにより、中国鉄鋼産業はグリーン・低炭素発展の分野で重大なブレークスルーを達成したことになる。
■中国が建設中の最も標高が高い双曲アーチ式コンクリートダム発電所 第1号ユニットが発電開始
12月27日、中国が建設中の最も標高が高い双曲アーチ式コンクリートダム発電所である葉巴灘水力発電所で、第1号ユニットが正式に稼働し、発電を開始した。新型エネルギーシステムの構築とエネルギー強国の建設に向けて新たな原動力を付与することになった。
一つ一つの重要プロジェクトが、着実な歩みを重ねながらブレークスルーを実現し、中国の発展に尽きることのない原動力を注入している。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年12月31日
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