2025年、世界の衛星通信産業は新たなサイクルの拡張期を迎え、中国の衛星通信建設は速いペースを維持し、トップスピードを持続する「加速走」モデルに全面的に突入した。
中国電子情報産業発展研究院傘下の賽迪顧問(CCIDコンサルティング)は12月29日、2026年の情報通信(IT)の情勢に関するシリーズ研究報告を発表した。そのうち衛星通信の発展情勢に関する分析によると、2025年には、軌道に投入するロケットの打ち上げ回数が世界で300回を超え、中国は86回で26%を占め、米国の63%に次ぐ2位となり、宇宙分野における打ち上げ能力の高さを示した。投資分野では、中国の衛星通信分野の投資額が世界全体に占める割合は21%に達した。
中国の衛星通信の産業政策環境が持続的に好転している。2025年以降、中国工業・情報部(省)などの当局がさまざまな政策を集中的に打ち出し、緊急時の通信、業務への参入、商用化テストなど、さまざまな角度から衛星通信産業の発展を支えた。
賽迪顧問通信産業研究センターの徐暢シニアアナリストは、「中国の衛星通信産業は大規模な建設と大衆化した応用が行われる『加速走』の段階に全面的に突入し、『宇宙と地上が融合し、複数のチェーンが協働する』力強い発展状況を呈することが見込まれる」と指摘した。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年12月30日
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