6月6日午後、中国初の国産大型クルーズ船「愛達・魔都号(アドラ・マジックシティ)」が旅客約4100人を乗せて出港し、2泊3日の無寄港海上クルーズがスタートした。
「無寄港海上クルーズ」とは、従来のクルーズ航路と異なり、国内の母港から出港して、公海上だけを航行し、どこにも寄港せずに、また出発した港に戻ってくる短距離クルーズ観光業態を指す。
無寄港海上クルーズの出発を前にした6月5日、中国初の「無寄港海上クルーズ」の出入国(境)通行証が上海市で発行された。無寄港海上クルーズはどこにも寄港せず、クルーズ船自体が目的地となっているが、公海上を航行するため、出入国(境)通行証が必要となる。ただ、通常の申請手続きとは異なり、身分証明書さえあれば、その他の必要書類がなくても無寄港海上クルーズ専用の出入国(境)通行証の申請を行うことができる。このような身分証明書だけで手続きができる「思い立ったが吉日」式の気軽な週末の旅は、出入国(境)通行証の応用シーンを広げただけでなく、ハイクラス短距離クルーズ旅行商品という分野の空白を埋めた。
「どこにも寄港せず、どこにも行かず、ただ純粋に船の旅を楽しむ」スタイルの「無寄港海上クルーズ」は、「各地の港を次々に訪れる」従来のクルーズ旅行とは異なる。「無寄港海上クルーズ」の新しい点は、クルーズが単なる移動手段ではなく、レジャーの目的地になっているという点だ。2泊3日の週末の旅は、会社員や若いファミリーの短距離レジャーニーズにぴったりはまる。休暇を取ったり、旅の内容をあれこれ調べる必要もなく、手軽に週末の海上クルーズが実現する。
「愛達・魔都号」に乗れば、楽しい体験が次々にやってくる。昼間は甲板でのウォータースライダーや海上バスケットボール大会、親子で参加するゲームなどがあり、大いに盛り上がる。シアターではマジックショーなどが行われ、笑い声と拍手が巻き起こる。
夜になれば、楽しいスタンダップコメディの演目があり、客席から絶えず拍手の音が聞こえてくる。テーマが設定されたパーティーでは、乗客が音楽に合わせてダンスをし、深夜まで開いているレストランでは、海鮮コーナーや特色ある軽食コーナーなどが心と胃袋を満たしてくれる。24時間のグルメサービスもあり、味は保証付きだ。
海上免税店には、世界中の逸品がずらりと並び、ワンストップ方式で気軽にショッピングを楽しむことができる。
クルーズに参加した張さん(女性)は、「これこそ求めていた休日の過ごし方。タイトな日程に追われることもないし、混んでいる観光地に行くこともなく、バルコニーに寝そべって海を眺め、食べたいときに食べ、遊びたいときに遊び、心も体も癒やされる。普段は仕事が忙しいので、今回、週末を利用して海上クルーズを体験しに来た」と話した。
データも無寄港海上クルーズ市場の人気を裏付けている。第1回クルーズのチケットはオンライン発売から1ヶ月で4100枚以上売れ、供給が需要に追いつかない状態だ。参加者は華東地域に集中し、平均年齢は通常の海外クルーズ旅行より明らかに低く、特に31~45歳の客層の増加傾向が目を引き、若い旅客が主力となっている。クルーズ船の旅は今、人々の日常生活に急速に浸透しようとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年6月17日
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