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上半期「計算能力金属」の価格高騰 その背景は?

「人民網日本語版」  |  2026-09-17

上半期「計算能力金属」の価格高騰 その背景は?。

タグ:金属 価格 工業協会

発信時間:2026-09-17 14:18:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 2026年上半期(1-6月)には、世界的な人工知能(AI)向け演算能力インフラの建設加速を受けて、アルミニウム、銅、スズ、タンタル、インジウムといった非鉄金属の需要が集中的に拡大し、価格が大幅に上昇し、これらの非鉄金属は市場で「計算能力金属」と呼ばれるようになった。関連データによると、スズ、タンタル、インジウムの重要レアメタル3種は、半年間の価格上昇率がそれぞれ40%、158%、60%を突破。アルミニウムや銅などのベースメタルの価格も引き続き高値で推移している。

 ■「計算能力金属」とは?

 中国非鉄金属工業協会の陳学森副会長は、「『計算能力金属』というのは従来の学術的な分類ではなく、産業と資本市場がAI演算能力産業チェーンの発展に伴って形成した市場における総称だ。特にAIコンピューティングセンター、AIサーバー、高速光モジュール、先進半導体パッケージング、液冷放熱システムの構築を支える重要材料を指しており、電力、電子、新エネルギーなど電力に関わる新興産業において他の材料では代替不可能なものであり、演算能力産業の物質的な基盤となるものだ」と説明した。

 ■「計算能力金属」価格急騰の背景は?

 国家発展改革委員会産業経済・技術経済研究所工業研究室の徐建偉室長は、「かつて非鉄金属産業は不動産投資やインフラ投資の牽引作用に大きく依存していたが、今では演算能力や新エネルギーといった新興産業が新たな需要を牽引するエンジンになろうとしている。これは、中国経済の構造調整がマクロレベルから具体的な産業の各方面へ波及していることを反映するものだ。演算能力の急拡大によって非鉄金属の価格が上昇したことは、本質的には、新興産業によって新たな硬直的需要が開拓され、従来の金属が工業基礎原料からデジタル経済のコア材料に姿を変えたということだ」との見方を示した。

 中国非鉄金属工業協会の段紹甫副事務局長は、「『計算能力金属』の価格急騰を需要サイドから見ると、新興産業の急速な台頭が、価格を支える中核的要因になった。供給サイドから見ると、これらの金属に関する供給制約が一段と強まり、資源の希少性によるプレミアムが絶えず拡大した」と説明した。

 前出の陳副会長は今後の市場を展望して、「将来の中核となる観察変数は、新興産業の需要顕在化のペース、世界の鉱物資源の供給の進展状況、コモディティ市場の全体的な環境にある。関係者は価格変動を冷静に受け止め、産業チェーンの動向を注意深く見守る必要がある」との見方を示した。(編集KS)

 「人民網日本語版」2026年9月17日

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