中国のアパレル輸出は今年、目覚ましい成長を遂げており、特に東洋の美学を持つ「国潮」や新中国式ファッションが海外市場で人気となっています。広州交易会の会場では注文が相次ぎ、工場の柔軟なスマート製造により製品は素早く出荷され、中国製衣料品はオリジナルデザインと先進的な生産能力により海外進出を加速させています。
税関総署の最新データによると、今年第1~第3四半期(1~9月)、中国の衣料品輸出額は前年同期比4.8%増の1207億ドルに達したとのことです。うち9月単月は前年同月比23.9%増となり、4カ月連続で着実に上昇しました。
第140回広州交易会の開催中、多くのアパレル企業が新中国式デザインの新製品を出展しました。無形文化遺産の広緞(広東省産の緞子)、蜀錦(四川省産の絹織物)などの伝統工芸を生かした新製品は、多くの海外バイヤーから問い合わせや注文が殺到しました。
広州交易会以外でも、多くの外国人バイヤーは、周辺の服装卸売市場へ新中国式ファッションを探すために訪れました。深セン市の南油は、新中国式と国潮婦人服の重要な供給拠点であり、多くの外国人バイヤーを引き付けています。
アパレル企業の李燕販売店長によると、ある海外バイヤーは店舗の全商品を一括全額支払いで購入し、注文額は58万元(約1370万円)に達しました。東洋の伝統的な美学を取り入れた手工芸刺しゅうの服飾品は海外で人気が高く、顧客は基本的に半月ほどで再注文し、補充しています。
最近では、ますます多くの海外バイヤーが伝統的なオンライン購入モデルを捨て、わざわざ中国の実店舗を訪れ、商品の選択・検査をおこなっています。
あるアパレル企業の責任者である孫貴填氏によると、多くの海外バイヤーはライブ配信を通じて試験販売をおこない、デザインが売れるとすぐに全額前払いで商品を仕入れ、地域の独占販売権の獲得を自ら申し出るケースもあるとのことです。従来の輸出とは異なり、現在は中国の「デザイン力」そのものが輸出されており、以前の伝統的な方法で輸出した場合、10ドル程度の価値だったものが、今では数十倍の価値を生み出しています。
中国紡績工業連合会のデータによると、中国の紡績・アパレル業界における設備のデジタル化率は2025年時点で57.4%に達し、設備のネットワーク接続率は51.8%に達したとのことです。(ヒガシ、榊原)
「中国国際放送局日本語版」より 2026年11月7日
|
|
![]() |