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三大宇宙基地が一般観光客受け入れ(1)四川西昌
  中国初の月探査衛星「嫦娥(じょうが)1号」の打ち上げが近づいている。「新聞晨報」によると、現場で打ち上げを見たいという人々の夢が現実となりそうだ。西昌市の旅行会社は嫦娥1号の打ち上げを観覧できる800元のツアーを積極的に売り込んでいる。こうした航空宇宙観光が中国各地で注目を浴びている。

  ■四川西昌:20秒間の打ち上げ過程、見学可能に

  西昌衛星発射センターは1970年に中国で2番目の衛星打ち上げ基地として建設が始まり、1984年1月に最初の通信衛星を打ち上げて以来、これまでに国内外の衛星を28回打ち上げた。

  地元の金英旅行社の担当者は、現場で嫦娥1号の打ち上げを見学するためのチケットは1人800元、見学地点は発射塔の反対側の山肌に設けられた展望台と反対側に設けられた小型の展望台だと紹介した。

  同担当者は「打ち上げ当日、観光客は発射センターの全貌と打ち上げの全過程を見ることができる」と紹介した。観光客が見ることができるのは打ち上げから約20秒ほどだが、はっきり見えるかどうかは天候状況にもよるという。

  別の担当者によれば、全国各地から問い合わせが寄せられており、既に多くの人が参加申し込みを済ませたという。同社は航空宇宙関連の観光ツアーを売り出して10年以上になり、打ち上げ過程の見学を盛り込んだ商品を発売するのは初めてではない。

  展望台は発射地点から約2.5キロ離れた地点にあり、大きな展望台は2000人、小さな展望台は500人を収容できるという。 

  写真:キャリアロケット「長征二号F」

  「人民網日本語版」2007年9月27日
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