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中華竜の英訳を「dragon」から「loong」へ、学者たちが呼びかける
発信時間: 2007-11-20 | チャイナネット

 

韓国が首都ソウルの「漢城」というの中国語訳を「首尓」に改め、中国人たちが500年来ずっと使い続けてきた「漢城」という呼称にピリオドを打った。われわれ中国も韓国の人たちのやり方を見習って、西側社会に5000年来伝わってきた中華民族の竜に関する文化や竜のイメージを見直してもらうために、中華竜の英訳を改めるべきではないか。「初回中華竜文化蘭州フォーラム」の組織委員会によると、「初回中華竜文化蘭州フォーラム宣言」がこのほど発表され、この宣言の中では、「中華竜」の英訳を改め、西側社会に中華竜について再認識してもらうよう呼びかけた。

 

竜は中国人の祖先たちが長い歳月をかけて、多くの動物や一部の天象の特徴を集約して作り出した神のごときのものである。竜崇拝の習俗はすでに8000年も存続してきた。竜は中華民族の精神と文化の象徴であり、中華民族の一人一人を結びつける感情のきずなでもある。融合、団結、革新、前進ということが、竜文化の主な特徴である。竜文化の発揚は、民族の自信の向上、内外の華人の連帯、現代化社会の建設及び調和のある社会の構築にとって重要な役割が果たすことになろうと、「宣言」の中で提示されている。

 

蘭州市竜文化研究院の専門家たちは、西側社会は自分の文化の中の「暴れる竜」のイメージを、中華竜に移植し、中華竜のイメージを甚だしく損なうことになったと見ている。「宣言」の中では、中華竜は西側社会の文化の中の「dragon」のイメージとはまったくことなるものである。中華竜のイメージは聖なるものであり、正義と吉祥を象徴するものである。西側の「dragon」のイメージは醜悪な暴れまわるものであり、邪悪や災いを象徴するものである。したがって、「dragon」の中国語訳を「獗更」に、さらには中華竜の英訳を「loong」に改め、区別するべきであると主張している。

 

「チャイナネット」2007年11月20日

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