中国は第11次5カ年計画（2006～2010年）期間中に、国家級の民族民間文化生態保護区10カ所を設立、無形文化遺産が多く集まり、内容も豊富な地域について、総合的な保護を実施するという。湖北省で開催中の第8回中国芸術祭で明らかにされた。

  生態保護区は文化生態環境全体の保護を重視することから出発し、古建築物、歴史街、伝統的民居、現地の住民及び民族の伝統的な生活方式、文化芸術、伝統的手工芸などを重点的に保護していくという。

  文化部は今年6月、中国初の国家級文化生態保護区テスト地点をスタートさせ、福建省ビン南(福建省南部)文化生態保護実験区を設立している。

  ※ビン南のビンは「門」に「虫」

  「人民網日本語版」2007年11月21日