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南海一号 南宋時代四大文明の再現に期待(2)人々の日常生活を再現
発信時間: 2008-01-03 | チャイナネット

南海一号は12月21日ついに再び日の目を見た。この、世界で最も古く、船体も最大、保存状態も良い遠洋貿易船には6万~8万の文物などが眠っているとされる。それゆえ世間の人々の期待を一身に集めている。

これらの文物や船本体には、いったいどんな考古学上有益な情報がつまっているのだろうか。専門家が言うには、南海一号を引き揚げることにより、少なくとも南宋時代の文明上の四大現象が再現可能だということである。

 

宋代の磁器文化の繁栄

 

宋代の人々の日常生活を再現

 

磁器以外にも、南海一号からは金の腕輪・腰帯・漆の小箱・銅鏡などのアクセサリーや生活用品が見つかっている。生活用品の発見は人々に大きな想像の空間をもたらした。800年以上も昔の人々の神秘のベールに包まれた生活が暴かれようとしている。

南海一号からは、2m近くの鎏金腰帯、大きな金の指輪、鎏金龍紋腕輪も見つかっている。腰帯は金の糸から出来ていて、異国情緒に溢れている。腕輪はがっちりとした感じで、一般の家庭のお茶碗よりもさらに大きく、両端は龍の頭をかたどって彫刻してある。

景李虎の分析によれば、南海一号から引き揚げられた金の腕輪・鎏金腰帯、大きな金の指輪などのアクセサリーはみなかなり大きな作りである。鎏金腰帯は1.8mにも及ぶし、腕輪も親指よりも太く、200gの重さがある。こうしたことから判断するに、これらの黄金アクセサリーを所有していた船主はかなり裕福な人物だった可能性が高い。

これ以外にも、南海一号の捜索を行っている間に、考古学者たちはわりと完全な状態で保存されている漆の小箱を見つけた。この小箱は800年以上海水による侵食を受けてきたが、美しい紋様は依然として美しいまま残っていた。

魏峻は、この漆の小箱は中くらいの引き出しほどの大きさで、まだその使い道はわかっていないが、持ち主がとても豪奢な生活を送っていたことがうかがい知れる、と語る。

 

「チャイナネット」2008年1月3日

 

 

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