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大気と宇宙環境観測の「子午プロジェクト」が起動
発信時間: 2008-01-06 | チャイナネット

国の重要な科学技術基礎施設プロジェクト――「東半球空間環境地盤総合観測子午鏈」(「子午プロジェクト」と略)の建設工事が5日、始まった。中国の宇宙環境研究にまたしても大きな一歩が記される。

「子午プロジェクト」は東経120度の子午線に沿い、北は黒竜江省漠河県から北京、武漢を経て海南省から南極の中山基地まで伸び、上海、武漢、成都、拉薩(ラサ)をつなぐ北緯30度付近の東西の観測ステーション15カ所と共に大型ネットワークを成す。プロジェクトには建設期間の3年で1億6700万元が投じられ、宇宙環境の観測、データ取得、通信、研究、予想などの機能が備わる。完成後は地表、上空20~30キロから数百キロの中層・上層大気、電離圏、磁気圏を継続観測すると共に、惑星間空間の磁界と電界、中層・上層大気の風向、密度、温度、成分および電離圏、磁気圏と惑星間空間におけるパラメータなども観測する。得られたデータは、これら大気圏や宇宙空間環境と中国の天候災害との関連性、およびその予報方法を研究するのに必要な基礎となる。

「人民網日本語版」2008年1月6日

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