衛星を利用した災害対策を進める国家衛星災害対策応用センターの定礎式が22日、北京市朝陽区百子湾で行われた。同センター設立により災害のリモートセンシングシステムが一層充実し、災害対策におけるリモートセンシング技術と衛星の応用に向けて最適なプラットフォームが提供されたことになる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
現在、環境・災害観測予報衛星による地球での災害対策応用システムの建設プロジェクトは、計画立案や実行可能性の論証を経て、基本的な設計を終え、着工の段階に入った。同プロジェクトの実施は、中国の宇宙技術の災害対策への応用が新たな進展を遂げ、災害管理の政策決定力や支援力、サービス力が一層強まり、国の総合的な災害対策力が新たな飛躍を遂げたことを示している。プロジェクトは今後、環境・災害対策に関するデータに基づき、国内・海外のリモートセンシングで得られたデータ資源を十分に利用しつつ、安定した高効率の災害リモートセンシング業務運営システムおよび国・地域・省レベルでの応用サービスネットワークシステムをうち立て、災害現場を地上と空とから総合的に把握する空間技術を利用した災害対策サービス能力を構築していく計画だ。
「人民網日本語版」2008年1月24日
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