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中国文化の真髄を集めた展示会
発信時間: 2008-08-26 | チャイナネット

 

北京でのいろいろな催し物も豊富多彩であった。北京五輪の期間、首都博物館では『中国の記憶――5000年の文明・貴重な宝物展』が催され、全国26の省・自治区・直轄市の55の博物館の収蔵している169点の宝物を集め、貴重な文化財で中国の5千年にわたる文明を再現し、その中には北魏時代(386-534年)の釈迦牟尼(おしゃか様)の銅像、唐代(618-907年)の呉道子の絵画作品『87の仙人をおさめた絵巻物』、金代(1115-1234年)の皇室用玉石の最高級品青玉で彫り上げたハスの葉・二匹のカメを模様とした装身具、景徳鎮の窯で焼成されたおおとりの頭を模様とする青花陶磁器の偏平なつぼなどがある。軍事博物館では『孫子兵法展』が催され、中国文化の幅の広さ、奥深さ、きらびやかで多彩な一面を提示している。

 

 

故宮博物院では「博物院収蔵書画逸品展」、「博物院収蔵陶磁器逸品展」と「博物院収蔵文化財逸品展」などの十大文化財展が催された。「博物院収蔵書画逸品展」は3年9期に分かれて、晋、唐、宋、元から明、清に至るまでの各時代の書画芸術を提示している。北京五輪の開幕前、中国文化に精通しているタイのマハチャクリ・シリンドン王女は故宮の武英殿で催されたこの展示を見学し、その中の絵画の名品の『韓煕載夜宴図』、『歩輦図』などは、王女に見学にふけって帰ることさえ忘れさせるものであった。北京五輪の期間は故宮博物院設立以来の外国サミット、政府首脳と高官が最も多く訪れ、最も頻繁に接待した時期となり、8月9日の1日だけでも8人も接待した。7月31日から8月10日にかけて、故宮はオリンピック関係役員と選手1000人以上、国外メディアの記者、中継業者とスポンサー約2千人も受け入れた。みんな歴史の長さ、すばらしさと奥深さを次々と称賛した。

 

「チャイナネット」2008年8月26日

 

 

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