教育部は2日、「小中学校教師職業道徳規範」の改訂版を発表した。改訂の過程では2カ月の意見募集も行われ、「生徒の健康に気をつけよう」「集団を大切にしよう」などの内容が意見募集時の草稿に付け加えられた。同規範の前回の改訂は1997年で、11年ぶりの改訂となった。「京華時報」が伝えた。
今回発表された正式版と意見募集草稿とはどちらも6項目からなり、内容に大きな隔たりはない。四川大地震の発生時に授業を行っていた教師が「地震発生時に生徒を置いて逃げた」として非難を浴びているのを受けて草稿に盛り込まれた「学生の安全を守ろう」という内容も正式に採用された。生徒への関心を呼びかける項目には、意見募集での議論を経て「生徒の健康に気をつけよう」との内容が加わった。教学の心得をうたった項目には、「一歩一歩上手に教え、辛抱強さを持ち、各生徒に応じた教学を心がける」との内容が加わった。人の模範となることを呼びかける項目には、保護者を尊重することを求める内容が採用されたほか、「集団を大切にし、団結して協力し、同僚を尊重しよう」という内容が加わった。終身学習を強調する項目には、「知識や視野を広げ、知識全体の構造の更新を心がけよう」との内容が加わった。
「人民網日本語版」2008年9月3日 |