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ユニークな90年代生まれが大学生に(1)
発信時間: 2008-09-02 | チャイナネット

▽デジタルグッズ漬け、「みんな同じ」

オリンピックの話題で盛り上がった北京市内の各大学キャンパスに、社会で最も元気な若者達を迎えるシーズンが訪れた。1990年代生まれが大学生になり、リュックサックを背負ってあちこちから「象牙の塔」に詰めかけている。彼らのお喋りの内容や言葉遣い、身なり、立ち居振る舞いなどすべてが世間の関心の的だ。80年代生まれ、70年代生まれ、60年代生まれの各世代の大学と比べ、「ファッション性」と「ユニーク性」が90年代生まれ大学生の輝かしい特徴と見なされている。しかし、学生達は、大学入学後、90年代生まれの個性も結局、「みんな同じ」だという事実に気づくのである。「競報」が伝えた。

北京聯合大学(聯大)自動化学院の学生寮に入居したばかりの新入生・王凱君は、自分の持っているデジタルグッズをひとつずつバッグから取り出しながら、「高校では、PSP(携帯ゲーム機)、iPhone(携帯電話)、iPod(MP3プレーヤー)を使っていた」と自慢げに話す。

しかし、王君の自慢が始まって20分も経たない頃、別の新入生が新型PSPを手に寮玄関に入ってきたため、王君は口をつぐんだ。「彼の持っている薄型は、日本の限定バージョンに違いない」と、自分の2年前に買ったPSPをいじりながら、少し悔しそうにいった。

廊坊にある学園都市・東方大学城では8月31日、1990年代生まれ新入生の入学登録ラッシュを迎えた。「城」の中を歩く新入生たちは、他の新入生から新鮮な刺激を受けることを期待していた。しかし、予想外にも、MP3を聞き、MP4を見て、PSPで遊ぶというデジタルグッズ漬けのその姿は、ブランドやデザインの違いに関わらず、「みんな同じ」だった。

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