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90年代生まれの性教育問題 保護者とのギャップ大きく
発信時間: 2008-09-03 | チャイナネット

「第6回全国(広州)性文化節」が11月9日、広州市の綿漢展覧センターで3日間の会期で開幕する。文化節の目玉の1つとなるのが、同月6日午前に開かれる「中学生性教育問題報告会」だ。報告会では、「順調な思春期を過ごさせるために、子どもをどう導くべきか」をテーマにし、性問題専門家と中学生保護者との交流も行われる。「広州日報」が伝えた。

広州市人口・計画出産局の段建華・副巡視員は、「中学生の性教育問題は教室でただ授業をするだけで解決できるものではなくなっている。性に関する戸惑いをおぼえている生徒は70%にのぼる。これらの生徒たちの多くが、保護者に打ち明けることをためらい、同級生・メディア・インターネットからの情報に頼る傾向にある」と語る。中国では13~14歳の生徒に対して性教育が行われているが、教師の考え方や教材は全体的に遅れているのが現状だ。昨年の活動では、90年代生まれの生徒たちの性に対する考え方が保護者よりも「進んでいる」という驚くべきことがわかった。子どもへの性教育の方法について多くの保護者は何も知らないため、保護者に向けたクラスを開くのが一般的となっている。

段氏によると、今年から大学生になりはじめた90年代生まれの子どもたちは、思想・心理・行為のどれをとっても人の注目を集めるユニークさを持っている。「性と生殖に対する彼らの考え方は、我々の関心を寄せるトピックとなっている」と段氏は語る。これまで3年連続で行われてきた大学生向け性教育活動は今年、専門家が学生と意見をぶつけ合う従来のやり方を改め、大学生世代の性問題や性観念を学生が中心となって検討する方法を取る。広州市の大学街で11月6日夜に開かれる弁論大会には、3~4校の大学からのチームが参加する予定だ。

「人民網日本語版」2008年9月3日

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