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戚院士が語る「神州7号」の秘話(2)打ち上げ日時の「縁起担ぎ説」を否定
発信時間: 2008-09-23 | チャイナネット

戚院士は、有人宇宙船「神州7号」は縁起のいい日に打ち上げられるという噂を断然と否定した。ちょっとしたいい加減さも許されないのが科学だ。打ち上げ日時の確定は、第一に技術上の問題がないこと、第二により良い「打ち上げ時期」が確保されることが原則となる。

「では、どうして打ち上げが9月になったのか?」という記者の質問に対し、戚院士は、「『神州1号』は11月、『神州2号』は1月、『神州3号』は3月、『神州4号』は12月、『神州5号』は10月、『神州6号』も10月」と指を折りながら話した。「つまり、酒泉衛星発射センターは気候条件さえよければ1年のうち3シーズンに打ち上げが可能だ。しかし、『神州7号』は有人宇宙船で船外活動を行うため、太陽の出ている時間帯に(宇宙に)到着し、バッテリーを節約するだけでなく、日中に宇宙飛行士の船外活動ができるように手配しなければならない」と説明する。

「人民網日本語版」 2008年09月23日

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