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戚院士が語る「神州7号」の秘話(3)総合的要素を考え、打ち上げ時期決定
発信時間: 2008-09-23 | チャイナネット

戚院士によると、打ち上げの「時期」は総合的要素を考慮し、決定するという。宇宙航空業界の専門用語では、「射点」は打ち上げ場所、「航行区」は測量船が海面で運航する区域、「帰還場所」は宇宙船が地球への帰還時に着陸する場所を指す。

有人宇宙船「神州7号」について言うなら、打ち上げ時期は「射点」での最適な打ち上げ日時を指すだけでなく、「航行区」での観測日時、「帰還場所」での回収日時、とりわけ宇宙船の着陸日時も含み、日中のほうが帰還した宇宙船と宇宙飛行士の捜索がしやすいことなどが考慮される。また、太陽黒点の活動周期のほか、スペースデブリ(宇宙にただよう衛星やロケットの破片)などを避けるよう宇宙空間の環境も考慮しなければならない。

「人民網日本語版」 2008年09月23日

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