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ファストフードの時代に中国飲食文化の伝承は?
発信時間: 2008-10-31 | チャイナネット
 
 ▽中国飲食文化に対する自分なりの理解を持つ若者達

 今どきの若者たちが中国料理を作れない原因は一体何なのか?58.6%は、現代サービス業の発展に伴い、調理済みの食品が簡単に手に入り、また、自分に合ったレストランを簡単に探すことができる状況がその原因だと思っている。45.4%は、現代人は、日常生活のプレッシャーが極めて大きく、食事のことを考える余裕がないためだと考えている。また、「ファースト・フード文化」の興隆により、人々が飲食文化を重視しなくなったことが原因とする人が21.5%だった。

 中国料理協会の馮恩援・事務局は、「トマトと卵の炒め物やジャガイモの細切り炒めしか作れないからといって、中国料理の飲食文化に対する彼らの考え方に疑いを持つことは正しくありません。簡単な料理が何種類できるか、どのくらいの頻度で料理を作っているかという数量だけを拠り所に、今の若者たちの飲食文化について安易に議論することは不可能です。ましてや、それによって中国料理の飲食文化が没落・消失したと結論づけるのはもっての他です」と語る。

 馮氏は以下の通りコメントを続けた。

 若者達は、中国料理の飲食文化に対して彼らなりの理解を持っており、それを楽しむことをいっそう重視している。多くの若者は、インターネットを利用してグルメについて検索し、様々なグルメ情報を求めている。それらの情報を提供しているのも全て若い人だ。彼らは皆、品位を極めて重視しており、飲食に対しても厳粛な態度で臨んでいる。社会の進歩、現代消費モードの隆盛、サービス業の発展などは全て、美食文化を享受するための新たな方法によって、より多くのチャンスを人々に提供している。誰もがコックや主婦になるよう求めることは不可能だ。一日中働いて家に戻った後、出前を取ることや自分で冷凍餃子を煮ることは、現代生活の1シーンであり、若者が生活上のさらなる余裕やより質の高い生活を得るためのひとつの表れといえる。

 調査結果によると、26.4%は、飲食文化の伝承は自然の成り行きに任せるべきで、あれこれ工夫を凝らして追求する必要はないとしている。20.1%は、人々は簡単な料理をするだけで十分であり、飲食文化はプロのコックが伝承すべきだと考えている。18.8%は、プレッシャーが大きい現代生活において、料理は人々の社会生活から分離すべきものだと思っている。(編集KM)

 「人民網日本語版」2008年10月31日


 
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