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豆腐の過食による腎機能低下に注意
発信時間: 2008-11-03 | チャイナネット
 豆腐は中国由来の、病気の予防や健康の維持に極めて有効な食べ物だ。でも、美味しいからといって食べ過ぎは禁物、体に良い食べ物もほどほどにしないと、マイナス影響がもたらされる可能性がある。豆腐の過食によって起こりうる問題は以下の通り。

 問題その1:

 腎機能の低下につながる。一般的に、人が食べ物によって体内に摂り入れた植物性蛋白質は、消化・吸収・代謝作用を経て、人体に不要な窒素物質が最終的に腎臓から体外に排泄される。人は加齢に伴い、腎臓の老廃物・不要物質排泄機能が低下する。この時、飲食に注意を向けず、豆腐を日常的に食べすぎると、過剰な植物性蛋白質によって体内に不要な窒素物質が増え、腎臓への負担が大きくなり、健康を損なう恐れがある。

 問題その2:

 動脈硬化のリスクを増大させる。豆類加工食品はメチオニンを極めて豊富に含んでいる。メチオニンから酵素の作用でホモシステインが生成される。ホモシステインが動脈血管壁の内皮細胞を傷つけることで、コレステロールやグリセリン脂肪酸エステルが動脈血管壁に蓄積され、動脈硬化の形成が始まる。

 問題その3:

 ヨードの不足を招く。豆腐の原料である大豆に含まれるサポニンは、アテローム性動脈硬化(粥状[じゅくじょう]硬化)を予防するが、同時にヨードを体内から排泄させる作用もある。よって、長期にわたる豆腐の多量常食がヨード不足を招き、ヨード欠乏症につながる恐れがある。

 問題その4:

 痛風発作の原因となる。豆腐にはプリン体が多く含まれており、プリン体代謝に異常が見られる痛風患者および血液中の尿酸濃度が高い患者が豆腐を大量に食べると、痛風発作が起こりやすい。特に、痛風患者は豆腐の摂取を控えた方が良い。(編集KM)

 「人民網日本語版」2008年11月03日
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