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中医学の診察法がデータ化 
発信時間: 2008-11-07 | チャイナネット
 上海中医薬大学は6日、世界初の「中医四診合参(※)診断システム」が上海で完成したと発表した。今後は中医学の伝統的な診察を装置で正確に行うことができるようになる。現在この装置はテストの段階で、来年には臨床実験が行われる予定だ。「中国新聞社」が伝えた。

 関係者によると、この診断システムの登場によって中医学の診察におけるデータ化と標準化の時代が到来したという。「四診合参」は今後、問診・顔面診・舌診・脈診の情報を総合的に分析して得た結果を指すようになるだろう。この診断システムは、コンピュータと脈診器、画像収集装置からなり、2つの圧力センサーを患者の両腕に約1分間巻くだけで脈を診ることができる。そして、コンピュータが患者の脈拍をもとに診断を下し、画像収集装置が患者の顔色や舌の状況をデータで読み込み、詳細なデータと結果を医者に提示するという仕組みになっている。

 このシステムは医者の診察をすべて取って代わるわけではなく、医者が主観的な判断を下さないよう、診断の補助的な役割を果たすものだという。

 ※四診合参(ししんがっさん)とは、中医学の望診・聞診・問診・切診の4つ診察を駆使して総合的に診断を下すこと。

 「人民網日本語版」2008年11月7日
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