国内初の全国的な技術取引センターである「中国技術交易所」の開業式典が13日に北京で行われた。科学技術部のウェブサイトが17日に伝えた。
「中国技術交易所」は公司制(会社制)を導入しており、資本金は2億元、登録地は北京市海淀区中関村の科学技術パーク海淀園。
科技部の杜占元・副部長は、「中国技術交易所は今後、完備された技術財産権の取引制度とメカニズム、規範を積極的に模索し確立していく。また、取引内容とサービスにおいて新機軸を打ち出し、様々な要素・資源を集中させ、技術財産権融資などの機能を充実させ、国際的に影響力を持つ技術取引プラットフォームを作り上げ、北京を全国の技術交易センターとしていく。またこれをきっかけに、全国の技術市場の発展を引っ張っていきたい」と述べる。
北京市はこれまでハイテク産業の発展推進を重視し続けており、ハイテク産業は首都経済発展の重要な柱となっている。中関村科学技術パーク管理委員会の郭洪・主任は、「中国技術交易所では、科学技術資源が集中している北京の地理的メリットが十分に発揮されるだけでなく、他に先駆けて試行が実施された中関村モデル地区の政策的メリットが発揮され、公司制という体制的メリットも発揮されるだろう。技術と資本を効率よく取引できるサービスプラットフォームを作り、科学技術産業化を促進するためのサポートプラットフォームを作り、技術移転を促進する総合サービスプラットフォームを作っていく」と述べる。
「人民網日本語版」 2009年8月17日 |