中国科学院工程熱物理研究所・伝熱質研究センターとマレーシアのハイオーエネルギー有限会社はこのほど、「高強度伝熱新技術連合実験室」を共同建設することで合意した。科学網が20日に伝えた。
ハイオーエネルギーは、特許を有する新型伝熱技術を開発し、完備させることを主な方向として、工業における省エネに力を入れていく。ハイオーエネルギーの李居強・総経理は、06年から高強度伝熱新現象の実験研究をスタートし、実験現象の捕捉、構造分析などで優れた見解を持つ。双方は新現象について詳しく検討し、発見された現象およびその伝熱法則には、さらなる研究の必要があり、将来の実用価値も大きいと考えている。
李総経理と陳凱希・董事経理は2人とも中国に縁がある。特に李総経理は、かつて中国で暮らし、働いたことがあり、基礎となる主な知識は中国から得たという。李総経理は「もしこの技術が多くの人の役に立つなら、まずは中国を選びます」と述べる。
工程熱物理所はエネルギー動力と環境分野で基礎・ハイテク技術研究を行う国家研究機構であり、通常伝熱技術の研究で蓄積を持つ。所長の秦偉氏は、「連合実験室が設立されれば、双方が伝熱・省エネ分野で協力を強化するのにとてもよいプラットフォームとなるだろう」と述べる。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年8月20日