科学技術部発展計画司総合計画処の王端軍処長は25日、ネットユーザーとオンライン交流を行った。中新網が25日に伝えた。
王処長は、「新中国成立から60年が過ぎた。この60年、『科学に向かって進軍せよ』とされた建国初期から、『科学技術は第一の生産力である』とされた改革開放後、『科学教育による国の振興』という戦略の決定、革新型国家建設という目標の確立と、中国の科学技術事業は絶えず新たな飛躍を遂げてきた」と述べた。
王処長はまた、中国の科学技術は輝かしい業績を遂げたとし、主な成果として以下の点を指摘した。
(1)比較的完備された近代的科学技術システムを打ち立てた。1949年、中国には30の科学研究機構しかなかった。全国の自然科学研究者は500人に満たなかった。08年には国家科学研究機構は3775カ所になり、中国の科学技術人材は4200万人と、世界一になった。
(2)科学技術の実力は明らかに強化され、全体的な科学技術発展レベルは発展途上国の中でもトップレベルとなり、一部の科学研究分野では、国際的にもトップレベルに達した。
(3)科学技術が国家安全・経済社会のより良くより速い発展に積極的な貢献を果たした。三峡ダムプロジェクト、西気東輸(西部地区の天然ガスをパイプラインで東部へ輸送) 、西電東送(西部地区の電気を東部へ送る)、南水北調(南部の水を北部へ引く)、青蔵鉄道(青海・チベット鉄道)、北京五輪など、国の重大プロジェクトやイベントにおいて、科学技術がしっかりとサポートの役割を発揮した。
(4)科学技術が業界・産業発展のためにサポートの役割を発揮した。
(5)科学技術が人々の生活に恩恵をもたらした。
(6)国家革新体系の建設を全面的に推進した。
王処長は、「中国の科学技術は現在、史上最良の発展時期を迎えている。新科学技術革命の重要なチャンスを捉え、革新を堅持し発展を進めていかなければならない」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2009年8月26日