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時速500キロの高速車両が来年に完成
発信時間: 2009-09-09 | チャイナネット

鉄道部の副総エンジニアで高速鉄道副総設計士の張曙光氏は、「中国高速鉄道の自主的革新」という報告を発表し、時速500キロの実験車両が来年末頃に完成し、2012年に北京と上海から成都までの所要時間は7時間前後になると明らかにした。

 

時速350キロの高速鉄道を42本建設

張曙光氏によると、中国は今後3年間に時速350キロに達する旅客用高速鉄道を42本建設することにしているという。そのうち武漢―重慶―上海線は、武漢から上海までの所要時間が7時間短縮され、今までチケットの入手が困難だった状況が根本的に改善される見通しだ。

 

軌道を選ばない高速列車

張曙光氏が「中国の高速鉄道技術は世界最先端」と言うように、中国の高速鉄道は高速鉄道と普通鉄道のレールをつなぎ、高速列車がどちらの軌道も走行できるという技術面の進展を実現した。これで今後は全国の鉄道網を最大限に利用することが可能になる。

張曙光氏は、全国の高速鉄道網は2011年から2012年にほぼ整備され、年間の旅客輸送数は70億人を上回ると予測している。

 

全線でビデオによる安全性モニタリングを実施

高速鉄道にもいくつかの弱点がある。例えば側面から吹く風が秒速15メートルになると、350キロから250キロに時速を落とさなければならず、強風や雨、雪、地震などにも弱い。そのため全線でビデオによるモニタリングする必要があると張曙光氏は話す。

 

重慶から上海まではわずか7時間

中国は今後、「縦4本、横4本」の高速鉄道網を構築することにしており、そのうち武漢-合肥―南京線はすでに着工され、南京で北京―上海間の高速鉄道が連結される。また武漢から長江に沿って重慶さらには成都に延び、重慶から上海までの所要時間はわずか7時間に短縮する。

 

「チャイナネット」 2009年9月9日

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