ISDE(International Society for Digital Earth)、中国科学院が共同で開催する「第6回デジタルアース国際シンポジウム(ISDE6)」が9日、北京で開幕した。今回のテーマは「デジタルアース・イン・アクション」。40カ国以上の科学者、企業家、専門家など1千人が参加し、デジタルアースの理論と技術および、その応用をめぐって研究・交流・協力を行う。新華網が9日に伝えた。
中国科学院の路甬祥・院長は開幕式で、「デジタルアースはすでに、世界で最もチャレンジ性を持ち、広範なけん引性を持つ科学技術分野の一つとなっている。地球観測技術、地理情報システム、GPS、ネットワークセンシング、通信技術、バーチャルリアリティー技術、グリッド・コンピューティング技術などが高度に組み合わさったものであり、人類社会の発展に更なる貢献が期待できる」と述べた。
中国は1999年に第1回デジタルアース国際シンポジウムを開催しており、今シンポジウムは中国で2度目の開催となった。シンポジウムでは、参加者らがデジタルアース理論、技術、応用についての国際交流・協力を強め、デジタルアースの発展と応用目標を検討し、地球の変化や持続可能な発展に向けたデジタルアースによるサポートの研究を深め、国民経済と社会の持続可能な発展、環境保護、災害管理、自然資源・世界遺産保護など、多方面でデジタルアースが役に立つよう促進していく。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年9月10日