上海東海風力発電有限公司によると、中国およびアジアで初となる海上風力発電所「東海大橋風力発電所」の最初の3ユニットが4日21時15分に正式に発電を開始した。これにより、中国の海上風力発電産業が着実な第一歩を踏み出したこととなる。新華網が8日に伝えた。
東海大橋の100メガワット級海上風力発電モデルプロジェクトは、国家発展改革委員会が08年5月に審査・認可した中国初の海上大型風力発電プロジェクトだ。中国大唐集団公司、上海緑色環境保護エネルギー有限公司、中広核風力発電有限公司、中電国際新エネルギー有限公司が共同出資し、建設したもので、上海東海風力発電有限公司が同プロジェクトの投資開発と、運営管理を担当している。
同発電所は計34ユニットで、1ユニットあたりの設備容量は3メガワット、総設備容量は102メガワット。年間発電時間は2624時間で、年間発電量は2億6700万キロワット時、プロジェクト投資総額は23億6500万元。
科学的測量と検証により、同発電所の位置は上海東海大橋から東に1-4キロ、浦東新区の海岸線から南に8-13キロの海域に決定された。平均水深は10メートルで、海面から90メーターの高度における年平均風速は毎秒8.4メートル。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年9月10日