「中国アニメ・マンガ・ゲーム城」の建設が14日、首鋼集団の工場跡地で始まった。政府が支援するこのプロジェクトは北京市が毎年1億元の特別資金を拠出し、ディズニーアニメを目指すという。中国新聞網が伝えた。
このテーマパークの建築面積は120万平方メートル、工業の特色を残した建築物が20万平方メートル再利用され、20万平方メートルにわたって総合住宅が建設され、テーマパーク、貿易流通、産学研育成、公共ビジネスサービス、デジタル化オフィスとホテル、住宅と生活の総合サービスの6エリアが設けられる。
北京市政府の侯玉蘭副秘書長によると、このテーマパークはアニメの創作、生産、取引が一体化した産業パークと位置付け、重点アニメ企業が入居する。北京市は計25条からなる「中国アニメ・マンガ城の発展支援に関する実施弁法(試行)」を制定、毎年1億元の特別資金を設け、財政・税収・インフラ建設・土地開発・金融サポート・人材誘致などの面で優遇政策をとる。
文化部の欧陽堅副部長によると、文化部は「アニメ文化城」を国家級産業パークと決定、入居する重点アニメ企業は財政部と税務総局による優遇政策が受けられ、銀行の融資が優先的に受けられるよう推薦される。文化部はさらに、国内外の有名な漫画家を招いた研修も実施する計画だ。
アニメ・マンガ・ゲーム産業は、文化産業全体の布石においてもその地位は突出し、意義は重大で、文化産業発展の重要な突破口でもある。この産業の前途は明るく、市場の潜在力も非常に大きい。「アニメ・マンガ・ゲーム城」の建設と中国アニメ・マンガ集団公司の設立は文化部と北京市政府が「文化産業振興計画」を徹底し、アニメ産業の発展を後押しする重要な措置であり、「アニメ・マンガ・ゲーム城」は中国のアニメ・マンガ・ゲーム産業の発展をけん引するモデルプロジェクトとなる。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年10月15日