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中国人科学者、イオン源分野の最高賞を受賞
発信時間: 2009-10-23 | チャイナネット

 このほど米国で行われた第13回イオン源国際会議において、中国科学院近代物理研究所の趙紅衛・副所長ら科学者4人が、超伝導ECR(電子サイクロトロン共鳴型)イオン源の分野で傑出した功績を上げ、大きな貢献を果たしたことを評価され、イオン源分野の最高賞である「Brightness Award」を受賞した。

 「Brightness Award」はイオン源分野の専門家によって選ばれるもので、主にイオン源物理・技術分野ですでに証明され、かつ幅広く認可された、傑出した功績に与えられる。賞が与えられるのは、1度につき1つの功績のみとなっている。「科学時報」が23日に伝えた。

 近代物理研究所が開発した超伝導ECRイオン源は、現在世界で最も性能の良い高エネルギーECRイオン源の一つだ。すでに、海外の有名な実験室の多くが、同研究所と提携して超伝導ECRイオン源をコピーもしくは購入したいと表明している。

 近代物理研究所が開発した超伝導ECRイオン源は蘭州重イオン加速器において、07年から現在までに2千時間以上使用されている。長期的に使用されている第3世代高エネルギーECRイオン源としては現在世界で唯一のもので、これにより、蘭州重イオン加速器の全体的な性能が大幅に向上し、重イオン核物理と原子物理の研究に、これまでになかった良好な実験条件が提供された。(編集SN)

 「人民網日本語版」 2009年10月23日

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