携帯電話の国産ブランドは09年、国外ブランドの6倍となる1600種類の新機種を打ち出した。しかしその販売台数は、全てを合計しても、3年前に発売された「国外携帯」1機種の世界における販売台数にも及ばなかった。「羊城晩報」が11日に伝えた。
大まかな統計によると、09年に発売された国産携帯新機種は約1600種類で、国外ブランドの6倍となったが、販売台数は国外ブランドの半分にも及ばなかった。国産携帯13機種の販売台数の合計が、国外携帯1機種の販売台数に匹敵する計算となる。
広東省社会科学院の専門家は、企業の中には核心技術を持っていないいわゆる「イノベーション」にあまりにも熱中しているケースがあり、これは「過度のイノベーション」と言えると指摘する。
家電マーケティングリサーチ会社、奥維諮詢(AVC)がこのほど発表した報告「2009年の中国携帯電話市場の回顧および2010年の展望」によると、09年、中国全土で計1億6800万台の携帯電話が販売されたが、国外ブランドと国内ブランドの市場シェア率は69対31だった。言い換えれば、1600機種近い国産携帯の市場シェアは約3割にとどまり、270機種ほどしかない国外ブランド携帯が市場シェアの7割を占めたということになる。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年1月12日