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復旦大学 曹氏のDNA調査、重点区域が確定
発信時間: 2010-02-10 | チャイナネット

復旦大学現代人類学教育部重点実験室および同大歴史学部からなる「曹操の墓 人類遺伝子調査の歴史学研究チーム」は9日、曹氏の男性のDNAサンプルを公開募集するほか、重点的に安徽省、山東省、河南省、江蘇省を調査することを確定したと最新状況を公開した。新華社のウェブサイト「新華網」が9日伝えた。

曹氏の家系図できれいに残っているものは現在、全国および海外に285点あり、その多くが宋の時代以前にまで遡ることができる。研究チームは重点的にいくつかの区域に注目し、家系図の研究を行う。第一に、曹操政権が起こり、当時の曹氏が集中的に分布していた区域で、古代の沛郡周辺、すなわち今の江蘇省北部と安徽省の一部、河南省と山東省の省堺などの地域。次に、曹氏が移住した場所で、家系図によると主に浙江省、江蘇省、湖南省などの長江流域に分布する移住先だ。

研究チームは全国の曹氏および夏侯姓の志願者とこういった地域の曹姓の男性のDNAを分析し、さまざまなタイプの曹姓および夏侯姓からY染色体の型を割り出し、先に出土した骸骨と比較し、適合するかどうかを確認する計画だ。

研究チームは、今年3月に目的地に赴き、2カ月かけてサンプルを採取する。

「人民網日本語版」2010年2月10日

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