ホーム>>文化>>考古学
破壊された南京にある10基の漢代の墓
発信時間: 2010-01-28 | チャイナネット

南京市高淳県の固城遺跡内にある10基の漢代の墓が人為的に壊され、そのうち5カ所が盗掘の被害にあった。この場所の広さは約5万平方メートルで、蕪太道路拡張工事の土を採取する地でもある。盗掘された墓には明らにパワーショベルの跡が残っており、故意的に盗掘と工事が並行して行われ、墓の中の文化財が盗まれた。今、工事関係者は作業の停止を命じられており、現地は文化財保護の措置が採られている。

盗掘現場を調査する高淳県の文化財保護関係者

 

盗掘現場に積まれていた楠木の棺の板

 

盗掘現場で拾った陶器のかけら

「子羅城」とも呼ばれる固城の歴史は長い。固城遺跡は長方形の形で、南北は約800メートル、東西は約1000メートル、外側の城郭は3915メートルの長さだ。今までに固城遺跡では、西周、秦、漢、唐などの大量の文化財が発見されており、特に固城湖で見つかった後漢(25~220年)の「校官の碑」は、江蘇省に現存する最も古い漢代の碑である。

「チャイナネット」 2010年1月28日

  関連記事

· 山東省鄒城で漢代の石彫を発見 四面に人の顔

· 西安・小雁塔、漢代の瓦当100点を展示

· 湖北省で漢代の古墳が出土

· 山東省で漢代の壁画を発見

· 漢代の墓を発見、内部に壁画 山東省

  同コラムの最新記事

· 論争中の「曹操の墓」を専門家チームが調査

· 「曹操の墓」に4つの疑問点

· 曹操の陵墓「高陵」が社会各界の大きな関心を引く

· 河南省安陽で曹操の墓を発見

· 広東海上シルクロード博物館が開館